池坊とうらら花

池坊とは

室町時代、六角堂の執行(しぎょう)として寺の実務を担っていた池坊は、専慶・専応らがいけばな成立期において大きな活躍を見せ、華道家元の地位を確立していきました。執行は現在の住職にあたり、家元とともに代々池坊が務めています。
いけばなを、茶道や香道などのように「道」としてとらえる場合、「華道」と呼びます。いけばなが成立した室町時代に池坊専慶が花をいけ、池坊専応がいけばな(華道)の理念を確立したように、池坊は「いけばなの根源」です。 現在、いけばなには多くの流派がありますが、根源である池坊は、その名称に「流」「派」をつけず、「華道家元池坊」と称しています。

池坊とうらら花
池坊とうらら花

池坊のいけばな

池坊のいけばなには「立花(りっか)」「生花(しょうか)」「自由花(じゆうか)」の3つのスタイルがあります。

「立花」は室町時代に成立した最も古い様式で、多種多様な草木により大自然の風景を表現します。

「生花」は江戸時代に成立した様式で、1~3種類の花材を用い、草木が地に根を張り生きる姿を表現します。

「自由花」は定まった型がなく、草木の形状や質感にも目を向けながら文字通り自由にいける様式で、幅広い表現が可能です。

池坊とうらら花
池坊とうらら花
池坊とうらら花

うらら花について